君のためなら千回でも

君のためなら千回でも(上巻) (ハヤカワepi文庫)

君のためなら千回でも(上巻) (ハヤカワepi文庫)

アフガニスタン人作家の「The Kite Runner」の翻訳本で来月に公開される映画の原作本。
アフガニスタンがまだ平和だった頃から911以降まで30年以上に渡る主人公の物語。
平和な頃のカブール。クーデターからソ連のアフガン侵攻、タリバンに至るまでアフガニスタンアフガニスタン人の境遇も伝わってました。
上巻は支配層のパシュトゥーン人とその召使いであるハザラ人の友情と主人公の罪、そして別れ。
下巻は罪の贖いになってます。
幼い頃の罪を引きずって生きる主人公。
許しを請いたい、誰かに打ち明けたい、忘れたい、後悔、自分を許せないという気持ち。

あやうく読んでたバスの中で泣きそうになりました。