臆病者はくれぐれも慎重に

臆病者のための株入門 (文春新書)

臆病者のための株入門 (文春新書)

追証がかかった日」というあとがき。
作者がアメリカでの先物取引を行っていた数年前の話。損切りしたときの話。
私が投機を勧める気にならないのは、必ず損をするからだ。(中略)投機において、損するリスクを想定していないと、ものすごく不愉快な思いをすることになる。
このように株入門となっていながら、作者は投資を現在はやっていない。それはなぜなのかは本書の中で述べられている。
「必ず儲かる・・・」とか「5分で分かる・・・」みたいな本を読んで株でも買ってみるかと思っている人には読んでおいた方がいい。根拠のない期待値が下がることになるだろうから。

本書で紹介されてる参考文献をいくつか
マーケットの魔術師 − 米トップトレーダーが語る成功の秘訣
カリスマトレーダーの成功の秘訣を解き明かそうとするノンフィクション

ラリー・ウィリアムズの相場で儲ける法
10年以上前の本ですが、全米No.1トレーダーの技法。すごい高い・・・。

株で富を築くバフェットの法則 「新版」世界最強の投資家に学ぶ12の銘柄選択法
自著がないバフェットの言葉を紡いだ本