白夜行

白夜行 (集英社文庫)

白夜行 (集英社文庫)

あとがきが無いので解説について・・・
この文庫の解説は馳星周が書いてます。「ノワール」の傑作だーと書いてますが、そもそもノワールの意味がわからんちん。

ノワールって

ミステリ小説の一分野。犯罪者の視点に立ったものや、過激な暴力を盛り込んだリアルな作品をさす。
こういう意味だそうで。フランス語で「黒」の意味らしいです。何となくイメージつきましたね。

東野圭吾ノワール的な小説は書かなかった。いつか暗い小説を書くかと思ったら、この『白夜行』だったと。

馳さんの定義では

人間の暗い側面、邪な断面、人間のそうした性質を助長する矛盾した世界。それを描くもの

白夜行の伏線のうまさに皆感動してしまうのは馳さんも同じで「嫉妬した」とコメント。主人公二人の内面的描写無しに完成させるのはものすごい筆力だと、絶賛。

最後には銀座の馬鹿高いクラブで奢ってくれとねだっています。実現したのでしょうか?