カラマーゾフの兄弟

カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)

5巻目はエピローグと解説なので、実質的には4巻でほぼ完結。
でもドストエフスキーは続編を構想していた中、死んでしまったので、未完であるとも言えるらしい。

おそろしく長い口上の連続なので、一歩間違うと読む気がそがれてしまうけれど、この新訳は親切とまではいかないけれど、かなり読みやすくしてくれると思う。まず字が大きいのが何より(;^ω^)
登場人物の多さ、名前の覚えにくさ、時代背景の知識が足りない、字が小さくて分厚くてそして長い・・・という昔の大作が、このように読めることに感謝。
トルストイの「戦争と平和」は読めなかったけど、カラマーゾフは読めた!
罪と罰」も苦労したなぁ。。
でも10代が読むとしたら「罪と罰」かな。
カラマーゾフ的な恋愛は10代の頃の自分にはおそらく理解できなかっただろう。でも今ではミーチャがなぜあんな行動をとるのかは理解できる(つもり^^;)