株主代表訴訟  −牛島信

株主代表訴訟』なる本を買った。文庫本で薄いやつ無いかなぁ〜って本屋に立ち寄り購入しました。
牛島信という作者は検事出身の弁護士だそうで、本屋を見渡すと単行本が平積みされて、法律小説の人気者っぽい。
この作品は4年前の作品。


この作品は監査役という商法では社長の監視役という身分が与えられている役職に焦点を当てたもの。
ただ、実際は社長が監査役を選んでいるので監査役は社長に対し批判を加えるなんて事はできない。でも建前上は監視を怠れば賠償や刑事責任も問われるという責任重大な役職。
そういった、建前と現実とのギャップに苦しむ監査役が主人公。


少し法律をかじったことがあるので、あぁそういえば商法ってこんな仕組みだったなぁって納得しながらフムフムといいながら読めました。