1ポンドの悲しみ

saryu2004-03-30

アマゾンでプロ野球スピリッツのついでにブックカバー欲しさに本を頼んだ中の一つがこれ「1ポンドの悲しみ」。新刊を検索してタイトルだけで選んだので予備知識いっさいなし。わかっているのは小説であるというだけ。
著者の石田衣良(いしだいら)はなんと我が母校出身だった。偶然とはいえ何か縁を感じた。
内容は知っていたらまず読まなかったであろう恋愛短編集。30代くらいの恋愛話が10編。20代のわたしにはちょっと先のはなし。
しかし、あっという間に読み終わりました。前に失恋してからというもの「愛」に敏感なわたしには、「障害乗り越える→愛情が生まれる」という図式の話に弱い。ただそれだけで感動、そして涙してしまう。
4話目の「声を探して」は恋なんて忘れたかのように生きていた主人公の女が、憧れていた男性から心ない言葉を聞かされショックで声が出なくなってしまった、全然意識してなかった同僚の男に原因を気づかされ、その後立ち直るというお話が一番のお気に入り。女の人の幸せそうな顔が一番好きだし、なぜか泣ける( ;∀;) イイハナシダナー
ただ、本のタイトルとなった「1ポンドの悲しみ」が一番(+д+)マズーだったのが残念。SEXのはなしとかいらない。