引っ張ったひもに柔軟性はないもんね。

単なる数字あわせの合理化・効率化は度がすぎれば、変化に対応できない硬直化した組織になってしまう、と警鐘する本。

僕が読んで気になったところは
・仕事の切り替えにともなうロス
=新しい作業に移行するときの機械的作業
+悪いタイミングで中断したことによる繰り返し作業
+思考的作業の没頭にかかる時間
+フラストレーション(感情的没頭)
+チームの結束効果の損失

いくつもの仕事を抱えている人の作業時間を単純にこの仕事は20分、この仕事は40分かかるから、1時間で終わらせろ、とは単純にいかない。

人間は時間的なプレッシャーをいくらかけられても速くは考えられない

速く動作することはできても速く考えることは(それが、創造的であればあるほど)無理だ。

スケジュールの目的は計画であって、目標の設定ではない。

期日を守れないのはそもそもスケジュールの方が、間違っていた。

などなど、残業の過多についてもふれられています。
僕の考える理想的な組織を考える上での一助にします。